地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


それはちょっと滑稽で、ちょっと感動的であり、

口の端のちょっとしたしかめ面、まぶたのふちで乾いてしまう束の間の涙。

何年ぶりか忘れてしまったけれど献血ができて感激。ど貧血だった自分にあう増血剤と薬をしばらく飲んでいたら貧血も治ってなんと献血までできた。大阪に来てよかったことのひとつはとてもいい婦人科の先生に出会えたこと。すぐ疲れない身体。健康ってすてき。

さなえたんとゴハン。ひさしぶりに会ったら髪がかなりロングになっていたのでうらやましい。私も現在伸ばし中。たまたま入ったお店は意外と美味しくてお寿司も串もおいしかった。会う前に見ていたズッカがとてもかわいくてやっぱり卒業できない。主婦になってもマルニだよ!などと力説していた気がする(私が)。ゴハン後一緒に大阪駅に向かって本日開店らしいイカリスーパーに行く。この時間にどうしてこんなに人が、と思うくらいの人ごみをかきわけてイカリ食パン(その実力を見てみよう)とジャムを購入。近くのシャンデリア本屋もちょっと新しい気がして多くの楽しいショップと明るい大阪駅でリニューアルはいい感じ。

minaとキタムラがコラボした横浜市限定のショッピングバッグが欲しい。値段も驚きの(minaなので)定価2500円。minaのショップには売っていない横浜完全限定なのだけどすでに売ってないのかしら?そのバッグを持って買い物に行く自分をぼんやり想像。

映画『アカルイミライ』(黒沢清/2002)。『ニンゲン合格』(1999)を思い出すいい作品。クラゲによってファンタジー要素が加わりクラゲに象徴的な意味を持たせることによってこの映画は近しい場所にあるように思える。黒沢清の映画はひとつなにかをこうして(意図的に違う方向へ)落とす気がする。未来はクラゲのように曖昧でこれからの未来に決定的な目的や目標も見出せずだからといって指針があるからこの先明るいわけでもなく、しかし悲観的でもなく楽観的でもなく葛藤をかかえて寡黙に生きてゆく。自分の考える隙間を与える映画は私にとって好きな映画になる。曖昧なまま物語は終わり物語は夢で現実ではないと気づくけれど現実の小さな隙間を埋めるひとつの考えがまとまる。

画像は買ったジャム。