地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


池田理代子『女帝エカテリーナ』と横山光輝『平家語物』

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池田理代子女帝エカテリーナ』文庫版全3巻。帝政ロシアロマノフ王朝女帝エカテリーナ2世。ドイツの田舎貴族ながら意識の高いゾフィーが、ロシアの女帝になっていく歴史マンガ。幼い頃から胸に抱く野心とそれに見合う知性を身に着ける努力と勤勉、ロシアの血を一滴も持たない彼女がロシア皇帝の妃になり、ロシアの女帝になり、その政治手腕により領土拡大を進め、ロシアの教育システムを確立し、絵画や宝飾品を集めエミルタージュ美術館を創設するという、ロシア人よりロシア化しロシアに尽くしたパワー溢れる女性。そのうえ晩年までに途絶えることなく公認の愛人が10人も20人いたというその豪傑っぷり。


どんどん強くなってどんどん美しくなっていく様がなかなか愉快。


文庫版3巻程度ではぜんぜんおさまりきらないエカテリーナ2世の生涯。もうちょっと長さがあるともっと入り込めた気がする。『女王エリザベス』も同じく、もっと長くてどろどろしてたらきっとおもしかったのになー。


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横山光輝『平家語物』文庫版上中下の全3巻。これを読む前に横山光輝とは別の平家物語や清盛や義経の本を読んでいたりテレビを見たりしてたので、全3巻の印象は、敦盛最期のぐっとくるエピソードをあっさり1ページで終了したり、あわただしく進んでいく感じ。平家一門の栄枯盛衰をつかむダイジェスト的なマンガ。むふう。




横山光輝のあとがき。この素直な感想。こういうが先生のすてきなとこやなーと思いました。

一番苦労したのは名前である。みんな一字もらって名をつけているため似たような名前で、常に出てくる人物ならば覚えやすいのだが、たまに出てくると混乱する。清盛の兄弟は経盛、教盛、頼盛などがあり、子供に重盛、基盛、宗盛、知盛など、さらに孫には維盛、資盛と出てきては、途中でこれは弟か、子か、孫か、誰の子かと戸惑い、系図に目を通して確認しながら絵にしなければならなかった。