地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


磯田道史『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新』と映画『武士の家計簿』(森田芳光/2010)

武士の家計簿 [ 磯田道史 ]
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かれこれだいぶ前に話題になった『武士の家計簿』、最近磯田道史の話が楽しいのでいまごろ読んでいます。いままで読んでこなかったカテゴリの本ゆえに素直にたのしい。幕末から明治、金沢藩・前田家の御算用者で貧乏下級武士、猪山家代々の出納帳を読み解きます。磯田先生のほくほくした解説を想像しながら、下級武士のリアルな暮らしぶりが見えるようでおもしろいです。



たまたまBSで放送されていた映画『武士の家計簿』も見てみました。めざといな私。


武士の家計簿【Blu-ray】 [ 堺雅人 ]
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猪山直之(堺雅人)とその妻お駒(仲間由紀恵)を軸にした物語。なんというか、磯田先生のほくほく解説話とはほど遠い。本を読んだあとだとうすっぺらく感じて残念。