『ジェラシー(La Jalousie)』(フィリップ・ガレル/2013/フランス)
ジェラシー [ ルイ・ガレル ] |
フィリップ・ガレルの息子ルイ・ガレルは、まさに現代フランスのジャン=ピエール・レオ。ダメ男すぎる。なんて思ってたらallcinemaのルイ・ガレル項目に祖父:ジャン=ピエール・レオて書いてあるんだけど、えーそうなの?
いつものようにモノクロの映像がうつくしいガレル作品。物語を追うよりも映像を見ている感じ。男と女の日常の断片を描くフランス映画。女性への心の移ろいをそのままに愛に生き夢に生きるルイ・ガレル。表面に出るか出ないかくらいの水面下の嫉妬がうずまく女たち。唐突に終わるラストの余韻がまたガレル。ガレルのなにが好きかというと、それはやっぱりガレルが好きなものを撮ってる感じ、気持ちが観客に向かってないところが好き。