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地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『山椒大夫』(溝口健二/1954/大映)を見て涙する

溝口健二の『山椒大夫』また見たいなーと思いたって自分ブログ検索してたら2006年の観賞記が出てきました…… 流れるような月日。ラストシーンについては「ゴダール気狂いピエロ』で再現」とか書いてるけどそんな知識もう忘れてます。


chim.hatenablog.com


歳を重ねて見てみると、宮川一夫のカメラワークや舞台美術や衣装もろもろ技巧的なことはもはや前提として、美しくも悲しすぎる物語に一歩引きつつも感傷的な気持ちになります。母・玉木の子を思う気持ち、少年少女時代に母と引き裂かれたの厨子王と安寿の過酷な強制労働、兄の厨子王を逃がし、むごい拷問で自分が決して口を割らないように入水自殺をする安寿の自己犠牲愛、クライマックスでなくとも泣けすぎる。


いくつになって見ても思うところがある名作。完全に名作。溝口健二好きだなー


小学校の時、教科書に森鴎外の『安寿と厨子王』が載ってたのを覚えてるけど、こんな悲惨な話をよく教科書に載せたといま思います。かわいそうすぎる。



ところで青年になってからの厨子王・花柳喜章が香川照之に似すぎてる!