『アデル、ブルーは熱い色(La vie d'Adele)』(アブデラティフ・ケシシュ/2013/フランス)
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カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したニュースを知ったときから見たかった映画(映画館には足を運べず)。レズビアンに目覚めた主人公アデルの愛と人生の物語。3時間という長尺なれど、3時間が長く感じられないくらいの充実したすばらしい映画でした。
刺激のない高校生活を送るアデルをどうしようもなく引き付けた美術学校に通うエマ。エマ演じるレア・セドゥがハマり役。青色の髪で知的にサルトルの実存主義を語る姿、投げかけられる視線、レズビアンでなくとも魅力的すぎる彼女に釘づけ(多くの女子はこういう知的ボーイッシュな女子が好きだと思う/この配役の時点で女子受けが非常によい映画だと思う)。恋に落ち、次第に距離が縮まる一瞬一瞬がうつくしい。涙がこぼれるくらいきれい。人生に偶然はないのよ。