地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『3人のアンヌ(In Another Country)』(ホン・サンス/2012/韓国)


イザベル・ユペール韓国映画に出演してる?と思って見た作品。3人の違うアンヌをイザベル・ユペールが演じるんだけど、いつものオーラをまとったイザベル・ユペールではなくかなり軽やかな女性をそれぞれ演じてます。


ホン・サンスの映画はたぶんはじめて。不細工でぎこちない感じの、こういうスタンスの映画は見続けるとハマっていくのかも。ヴァカンスで訪れた街モハン(芽項)をすべて曇り空、もしくは雨の日に撮影して、絵的な魅力を削いだのもあきらかに意図的。男と女と焼酎とモハンと海辺の宿。すべてにリンクするアンヌの3話。


とはいえ刺さりそうで他者を寄せ付けないイザベル・ユペールのほうが好み。