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地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『初春狸御殿』(木村惠吾/1959/大映)

映画


市川雷蔵若尾文子に、勝新太郎中村鴈治郎中村玉緒水谷良重などなど豪華メンバーによるオールセットのミュージカル時代劇。本作はシリーズ第7弾かつ初のカラー作品。



狸御殿シリーズ、オリジナルを見たことがなくて、チャン・ツィイー×オダギリジョー鈴木清順リメイク『オペレッタ狸御殿』(2004)を前に見たことがあったのみ。『オペレッタ狸御殿』もなかなかインパクトのある映画だったけど、ぼんやり見始めたこの『初春狸御殿』の衝撃はすごかった。市川雷蔵軽いな!しかし俳優陣が超豪華で(みんな狸で)見てて楽しいし歌唱力抜群。勝新とともに歌い踊る河童(細すぎないのがいい)の斬新すぎるエロ衣装。市川雷蔵若尾文子のエアー羽子板に羽の扇子をひらひらと艶めかしい衣装に身をつつみ踊る女性の横には和田弘とマヒナスターズ。なにこれ超おもしろい。アヴァンギャルドな意欲作でこの内容のなさっぷりがすばらしい。


木村惠吾て何撮った監督だっけと調べてみると『歌麿をめぐる五人の女』が出てきてあれ?『歌麿をめぐる~』は溝口健二じゃ?と思って調べてみたら溝口健二作品は田中絹代主演で1946年、木村惠吾作品は長谷川一夫淡島千景主演の1959年でした。木村惠吾版の『歌麿をめぐる五人の女』てどんなだろー