地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『太陽に灼かれて(Utomlyonnye solntsem)』(ニキータ・ミハルコフ/1994/ロシア、フランス)


1930年代ソ連の最高指導者スターリンによる政治弾圧・大粛清の時代。画面に映る壮大で美しい大地。とてもロシア的な映画。


上流階級の人々の田園風景でのほのぼのとした情景の前半と、家族が引き裂かれ破滅へ向かう怒涛の後半のストーリーの対比がすばらしいです。監督の娘ナージャの子どもらしい愛らしさは悲惨さを浮き立たせこの作品に大きなインパクトを与えます。時代に翻弄される人々の苦悩。スターリンが大きく印刷された空に浮かび上がる気球の垂幕の演出もうまい。