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地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『千年の愉楽』(若松孝二/2012)


千年の愉楽 (河出文庫―BUNGEI Collection)

千年の愉楽 (河出文庫―BUNGEI Collection)



中上健次の同名短編集を基に映画化。若松孝二の遺作となった作品。


寺島しのぶが産婆・オリュウノオバ役。高貴で短命の美しい中本の男たちを演じるのは高良健吾高岡蒼佑染谷将太染谷将太の出演は少なかったものの、この映画内の高良健吾高岡蒼佑染谷将太もいいねー 特に高良健吾は色気があって好き。


時代があっちこっち交差してほころぶのは意図的なのか適当なのか、街の風景はそのまま使ってるし、兵児帯石橋杏奈と同時期にエルゴ的抱っこ紐のお母さんとかそりゃないやろ、とか、寺島しのぶの若作りも老けメイクも付け毛もううーーーん、という悩ましい特殊効果(?)。特殊効果といえば語りべである寺島しのぶのフォローをする佐野史郎の写真が動いてしゃべってという効果もらしくないなーと。予算の関係かもしれんけど、中上健次が原作だというならもうちょっといろいろ気を使っていいとこでは。



若松孝二監督最新作「千年の愉楽」予告編 - YouTube



しかし地曵豪を見るとどうにも森恒夫役だった『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』(2007)を思い出して”総括”がはじまりそうで怖すぎる……