地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『そして父になる』(是枝裕和/2013)


公開当時から見てみたかったけど結局いまごろ見ました。『海街diary』の映画化も気になる是枝裕和監督。『ワンダフルライフ』(1999)、『誰も知らない』(2004)、『空気人形』(2009)あたりの記憶と同系統の是枝映画です。


福山雅治尾野真千子のエリート家族、リリー・フランキー真木よう子の底辺家族、尾野真千子真木よう子が逆でもいいのにあえてこういうキャストにしたのはリアリティ的に正解。6年間育てた息子を取り違えられたという事実を聞かされたときのそれぞれの夫婦の葛藤。


ママ友も言ってたように似たような年齢を持つ母親としては母親の気持ちに感情移入。母子別室だったミニチムの出産時、新生児室に並ぶ赤ちゃんを見て隣の赤ちゃんと間違えること数度……。よく似た顔の系統の赤ちゃんで間違えた自分に少なからず驚きました。母親が生まれたての赤ちゃんを間違えることないとは断言できない実証として。


もう少しおさえめの演出でもよかったと思ったのはラストの説明的な父息子のやりとり。あそこが泣きどころなのかもしれないけど、むしろストイックにまとめたほうが印象的だったように思います。