地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『虹をつかむ男』(山田洋次/1996/松竹)



この歳になって一作も見たことがない「男はつらいよ」も「釣りバカ日誌」ものんきに楽しくみれる自信が出てきました。


男はつらいよ」の新作ロケ前に亡くなってしまった渥美清を追悼して制作されたのが本作品。だから出演者も豪華な寅さんファミリーで占めています。西田敏行演じる映画好きの映画館主・白銀活男とそのまわりの人々の人情ドラマ。


映画好きの山田洋次のための映画という感じが強いけれど、劇中でかかるたくさんの映画が楽しめる映画好きだとより楽しめる映画。木下恵介『野菊の如き君なりき』(1955)は見逃してるなー見なくては!