地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


「どんぐりと山猫」から宮沢賢治について

ミニチムが小学生になってよく学校の図書室から本をかりてきます。


本日は宮沢賢治「どんぐりと山猫」。宮沢賢治の文体そのものではなく子どもでも読めるような表記になっています。たぶんネコの話だったんでかりてきたと思われます。


宮沢賢治のおはなし (1) どんぐりと山ねこ

宮沢賢治のおはなし (1) どんぐりと山ねこ



あたらめて宮沢賢治は分かるような分からないような、もっともらしい教訓めいた解釈はできるけどたぶんそれは宮沢賢治の意図するような解釈ではなくて、むしろ教訓なんてないんだろうという今夜の結論。


文学部卒の家人に意見を聞いたところ、いちばん納得したのは「宮沢賢治は詩人だったから、まったく同じではないフレーズの繰り返し、話が”展開”すること、が重要だったんでは」ということ。やるな。


小学校の頃に「注文の多い料理店」を授業でどうやって解釈していったのか覚えてないなーどういう結論に至ったんだろ。


注文の多い料理店-宮沢賢治童話集1-(新装版) (講談社青い鳥文庫)

注文の多い料理店-宮沢賢治童話集1-(新装版) (講談社青い鳥文庫)


猫の事務所 (日本の童話名作選)

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