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地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(Bagdad Cafe)』(パーシー・アドロン/1987/西ドイツ)

映画


オリジナル版の色と構図を調整してカット数を増やしたと思われるニュー・ディレクターズ・カット版。ミニシアター系のはしり的な映画で、1987年という時代を感じさせないいい映画です。


ジャケもタイトルも主題歌もこれだけ有名で勝手に再見気分だったけど、『バグダッド・カフェ』を見るのははじめてだと見ながら気づきました。たしかに蛇足的なカットに思われる部分もあって、ストーリー面白いしおそらくオリジナル版のほうがぎゅっと詰まっててよい作品なんではないかと思います。


ドイツ人の目で撮ったアメリカは決してアメリカ人が撮ったアメリカではないのにアメリカ的で魅力的。ジャスミンとブレンダは寡黙ながら心にも身体にも包容力を感じるジャスミンのペースになっていき、退屈な日常がだんだんとキラキラとしていく様が心地よく楽しい。ラストも上手。