地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『儀式』(大島渚/1971/ATG)


地方の旧家、無節操で強烈な存在感を持っていた祖父を中心に複雑な血縁関係の桜田一族。とにかく誰が誰の子どもか兄弟か甥か姪か映画の内容のみでは最後まで分からず。


戦後昭和のどろどろした時代感とそれを盛り上げる武満徹の音楽。熱気が漂うほどの肉感的な男性女性。淡い恋心を描いていた年上の女性が日本刀で串刺しになり、飛び散る血しぶき。少しずつ狂った人々。時代がこういう映画を作らせていたのか、そもそもATGのカラーなのか大島渚のやりたい放題なのか、しかし全裸で死んでいる輝道のカットが美しくて感動的で衝撃的です。