地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ションベン・ライダー』(相米慎二/1983)


見てみたかった相米慎二作品のひとつ。


目の前で誘拐されたいじめっ子のデブナガを全国各地を行脚しながら少年少女3人組が救い出すという、後半にいくほどはちゃめちゃな展開になっていくストーリー。3人組の河合美智子、永瀬正敏、坂上忍が若い!ロングショット長回しの多用で人物の顔の区別もつきにくく、後半服を取り換えっこしてさらに混乱する。意図はあるようなないような。


丸太のシーンやみんながどんどん川に飛び込んでいくシーン、永瀬正敏が自転車の滑走から車に飛び移るシーンのなんてアクション映画さながら。早朝の海辺で河合美智子がおそらく初潮を迎えるんだけど、初潮を迎えたあとの始末はいったいどうしたのか不思議。そういった微妙にどうしてるの?的なシーンが多いのはご愛嬌かしら。


歌やダンスも『台風クラブ』系列の作品だけど、残念ながらこの2年後に制作される『台風クラブ』には及ばず。ちょっと尺長すぎの感もあるけど、今なら作れないだろうと思われる80年代テイストはわりとおもしろかったです。