地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ヒミズ』(園子温/2011)


本作品でヴェネチア映画祭新人賞を受賞した染谷将太二階堂ふみもなかなかいい。二階堂ふみは横顔がほぼ宮崎あおいでかわいい。


古谷実の原作は震災前に描かれたものなので園子温が被災地を舞台にしたのはオリジナル。ただ、ニュース映像でなく映画としてこのリアルな被災地の様子が映し出されるのは微妙。映画のストーリーとは関係なく「セットではない誰かの流されてしまった家や持ち物」が気になる。それが映画のなかのセットとしてパッケージングされてるのが気になる。そもそもなぜに原作でもない被災地をわざわざ舞台にしたのか分からない。


ハタチで見るのとこの年齢で見てるのとたぶん心情が違う映画だと思う、けど、痛々しく直接的な暴力的な描写、テレビで原発事故について語る宮台真司の映像を持ってきたり、素直に言うといまはあんまり自分が求めてない表現かもしれない。たとえばキム・キドクはいいと思うし暴力的な表現が生理的に苦手なわけではなく、この作品に描かれる暴力が好みじゃない。理由はなんだろう。


さすが園子温と評されるのを見たけど、私が見た園子温作品はたぶん『紀子の食卓』(2006)のみ。『自殺サークル』(2001)を見たような見てないようなやっぱり見てないかな、という程度で園子温らしさというのがつかめない。


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