『愛のあしあと(Les Bien-aimes)』(クリストフ・オノレ/2011/フランス、イギリス、チェコ)
愛とセックスにまつわるミュージカル映画。
カトリーヌ・ドヌーヴとキアラ・マストロヤンニの実の母娘が劇中でも母娘を演じるという配役だけでも贅沢な映画。カトリーヌ・ドヌーヴのキュートで小悪魔な若い頃を演じたリュディヴィーヌ・サニエはフランソワ・オゾンの映画によく出てくる女優さん。そのリュディヴィーヌ・サニエがまたかわいいー。当時32歳とのことだけど、若作りした彼女は完全に25前後。
冒頭の有名なフレンチポップ、娼婦として街頭に立っているサニエの姿はゴダール「女と男のいる舗道」的で、心の赴くままに身体を重ねてしまうフリーセックスぶり、ストーリーは意外とそんなに軽くないのだけどフランス全開の映画です。