地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『スパイ(The Spy in Black)』(マイケル・パウエル/1939/イギリス)



監督マイケル・パウエル、脚本エメリック・プレスバーガーという観賞前から心躍る映画。共同監督ではないものの、大好きな『赤い靴』(1948)や『ホフマン物語』(1951)を撮ったマイケル・パウエルエメリック・プレスバーガー


タイトル通りスパイモノで舞台は第二次大戦中のイギリスとドイツ。ハルト艦長を演じたコンラート・ファイトは、ドイツのサイレント映画『カリガリ博士』でチェザーレ役だったとあとから知ったけどこれは言われないと分からないよねー。というわけでドイツ人俳優のためドイツ人としての主役。時代的にもプロパガンダ映画かと思いきや、そもそもドイツ人からの視点だしサスペンス色のほうが強いしテンポもよくラストも見事。さすがだわー。