地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『愛の残像(La frontière de l'aube)』(フィリップ・ガレル/2008/フランス)

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フィリップ・ガレルの映画を久しぶりに観賞。はかない静かなモノクロームの恋愛映画は健在。フランソワ演じるルイ・ガレルはフィリップ・ガレルの息子だそうです。ルイ・ガレルもローラ・スメットもフランスの匂いが強烈。男は白シャツ、ベッドシーツは完全に白。モノクロ映画対応の演出だとしてもクラクラします。うちのベッドシーツも明日から真っ白にしたい。


上目遣いで現れる鏡に映る死んだはずのキャロル(ローラ・スメット)の姿のシーンは完全にホラー映画でわりと異質に感じられました。しかし愛とかセックスとか孤独とか夢とか現実とか運命だとか、愛のはじまりや終わり、その繊細さを画面に映すのはフィリップ・ガレルはとても上手。