地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『オテサーネク 妄想の子供(Otesanek)』(ヤン・シュヴァンクマイエル/2000/チェコ、イギリス) 再見


先日『サヴァイヴィング・ライフ‐夢は第二の人生‐』(2010)を見て久しぶりにシュヴァンクマイエルもいいなーとふと思い、おそらく10年以上ぶりに『オテサーネク 妄想の子供』を見返してみました。2000年前後といえばシュヴァンクマイエルはじめチェコアニメーションを熱心に見ていた時期だったからだと思うけど、案外覚えてるよねこういう映画って。15年前かー。



展開が分かっているだけに面白いというよりシュヴァンクマイエルらしいことへの安心感。かわいげもなく実際かわいくない主人公の女の子のチョイスが好きです。木の根っこの動く赤ちゃんは若いうちに見れば見るほど意外とトラウマになりそう。ただ長編になるとやっぱりアクというか毒が弱くてもう少し短編テイストがあるともっと好み。