地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


四方田犬彦『ひと皿の記憶: 食神、世界をめぐる』の鮎鮨

ひと皿の記憶: 食神、世界をめぐる (ちくま文庫)

ひと皿の記憶: 食神、世界をめぐる (ちくま文庫)



家人におもしろかったよ、とすすめてもらった本。食のエッセイなんてのも書くんだね。


ぜーんぜん途中なんだけれど、四方田犬彦の箕面の子ども時代の冒頭から見事にはまりました。文化のにおいがプンプンする食エッセイ。大阪育ちというところもポイント高し。四方田犬彦もおぼっちゃんだったんだねー


鮎の高貴な風味は何も身だけにかぎったことではない。先に鮎を臓まで残さずに食べるのが上策であると書いたが、どうやらこの魚に独特の香り高さは、臓にまで到っているようだ。臓を特別に取り出して熟成させると潤香になる。黒くねっとりとした潤香を焚きたてのご飯にのせて食べたときの恍惚とした感じには、まさに玄妙という表現がふさわしい。

「奥能勢の鮎」


このあと新幹線の米原あたりで売られていた鮎鮨の話が出てくるんだけど、もはや頭の中は鮎!鮎が食べたい…!



というわけで熱に浮かされた状態でネットで買った柚子香山女魚すしと焼さくら鮎すしが本日到着。(浮かれ気分だったのでクール便970円も厭わず)



満を持しての鮎。酢で〆た山女魚のお鮨もおいしい。そして鮎もおいしい。川魚のお鮨をはじめて食べました。おいしい。


本は読み進めるとどんどんワールドワイドな食のエッセイになっていくんだけど、ゆっくり妄想しながら読んでいきたいと思います。