地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ちいさな哲学者たち(Ce n'est qu'un debut)』(ジャン=ピエール・ポッジ/2010/フランス)

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移民の子どもの多いフランスの小さな幼稚園で行われた哲学の授業。その2年間のドキュメンタリー映画。3歳から4歳程度の子どもが議論ができる考え方や話し方ができるようになっていく過程はとてもおもしろい。


わたしはねーぼくはねー、好き勝手に話し出す子どもたちが、○○の意見には反対、私は××の意見に賛成、その上で理由を述べることができてゆく、てすごいなーフランス人だなー。自由とは、愛とは、死とは。議題には正解はなく、相手を尊重した個人個人の自由な考え方。我が家に5歳の子どもがいるゆえ、子どもの頃から両親や子供とこういう話し方を促すということに感心しました。


相手の意見を聞いた上で自分の意見を話す、幼い頃からそういう話し方ができるような授業があるというのは財産だなー。