地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』


ここは退屈迎えに来て

ここは退屈迎えに来て

地方ガールのロードサイド小説『ここは退屈迎えに来て』感想
http://togetter.com/li/363613


上記↑のような口コミを見て家人が購入した本。



描かれている世代は私より下なんだけれど、この登場人物との世代間のギャップも含めてなかなかおもしろかったです。10年くらい前の私ならいまより前のめりで読めたかもしれないと思う。若い子が読めばもっとおもしろいはず。


小説としてはごくごく普通なんだけど、多少の差はあれど、描かれる鬱屈とした女の子たちの心情は分からないではなく、イマドキの地方小説として楽しめました。いくつか話があるなかで「十六歳はセックスの齢」がいちばんよかったかな。


装丁・佐々木暁て、HEADZの佐々木暁さん?