地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に(Aurelie Dupont danse l'espace d'un instant)』(セドリック・クラピッシュ/2010/フランス)



パリ・オペラ座のエトワール、オーレリ・デュポンを映画監督のセドリック・クラピッシュが3年に渡り撮影したドキュメンタリー。セドリック・クラピッシュがバレエファンなのは有名らしいのだけど、私はこの作品で知りました。オーレリ・デュポン12歳の頃のバレエレッスンの様子も映し出されるんだけど、すばらしい抜群の足の長さでほれぼれ。妊娠して舞台を1年以上休んだにもかかわらず出産後5ヶ月で元の体型に戻し舞台を成功させる精神力と技術。コンテンポラリーダンスのレッスンの様子もおもしろい。バレエに詳しくないけど、トップレベルの人間の動く身体の表情の豊かさは見ててほんとうに楽しいです。