地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


3D日本語吹き替え版『アリス・イン・ワンダーランド(Alice in Wonderland)』(ティム・バートン/2010/アメリカ)で映画デビュー




テレビの予告編を見ながら「いっしょに観に行こうかー」と言い続けてたら(洗脳)予告編やるたびに「アリスみたいねえ」とか言い出してきたので調子に乗って子連れで見に行きました。ぜんぜん3Dじゃなくてもいいんだけど、梅田ブルク7は吹き替え版が3Dしかないので時代錯誤な私たちもはじめての3D映画。


会社経由でブルク7で見れる1000円チケットを2枚購入、3D観賞代としてプラス300円。つまり大人はひとり1300円。やすーい。で、ミニチムは席確保のために子ども料金で買おうーと思って会社でチケット買わなかったら3D映画鑑賞代1500円もとられた。子ども料金てそんな高いの?ていうか3歳と中学生の料金が一緒なのか……ちょっと腑に落ちん。


たぶん1歳半か2歳くらいのときにプラネタリウムでオムニマックス映画をいっしょに見たことがあったけど、時間も40分くらいだったし、ちゃんとした映画館で映画を見るのはミニチムはじめて。見れなくても仕方ないよね、という前提で見に行ったんだけど、会場外に出ることもなく丸ごと観賞できました!すごい!しかも3Dメガネがおもしろかったのかずーっとメガネしてました。なんか飛んできたりすると身体が後ろにのけぞったりしてしっかり見れてるようだったし。最初のほうで「こわいーもうおしまいにするー」とか若干泣き言を言ってそれから家人のひざの上で見てたけど(席は無駄でした……)意外にもちゃんと見れて私たちがびっくり。「アリスおもしろかったねー」とか言ってました。


ジャスト3歳でもこのくらいの映画が見れるんだーとなんかうれしくなってきました。映画見に行けるじゃん!もっと長い間行けないのかと思ってたよ。


肝心の映画。アリス役ののミア・ワシコウスカみたいな顔は好きだなーかわいい。アン・ハサウェイは顔が濃いせいで『プラダを着た悪魔』(2006)のインパクトが私の中で強くてなんかその彼女が白の女王になってるようでした。そしてこの映画を3Dで見る醍醐味はいまいち伝わってこないのでした。3Dメガネ重くて鼻痛いしメガネ通して見ると全体的に画面暗くなるし。正直期待するティム・バートン映画のシュールさはなくて、これから見せ場なのかと思ったジョニーのダンスがそれだけ?!みたいな肩すかしがあったり、アリスだけで言うとシュワンクマイエルのアリスのが断然上だなー。


でも子どもとはじめて見た映画として満足満足。


ヤン・シュヴァンクマイエル アリス [DVD]

ヤン・シュヴァンクマイエル アリス [DVD]