地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


フィル・ニブロック展+新作による演奏会@コーポ北加賀屋


なんと!愛するフィル・ニブロックが北加賀屋に!

展覧会ライブ/パフォーマンス


2010/02/26-28 Phill Niblock [The Movement of People Working]
フィル・ニブロック展+新作による演奏会


ニューヨーク・ミニマルミュージックシーン の重鎮、フィル・ニブロック氏を招き、演奏会と展覧会を行います。1958年よりニューヨークで活動を始め、その後、数十年にわたり、映像、音楽ともに一貫した方法論を用いるその表現は「究極のミニマリズム」と称され、賞賛され続けています。今回、1991年を最後に制作されていなかった彼の代表作「The Movement of People Working」シリーズの撮影を住之江区北加賀屋界隈の工場地帯、浪速区木津市場などで行いました。展示では、建築廃材の粉砕場、木工場、旋盤工場、卸売市場などで日々、淡々と働く人々の姿が、ニブロック氏特有の大音量のドローンとあわせて上映され、26日には本人によるライブ・パフォーマンスも行われます。メディア・アートの歴史において孤高とも言えるそのプレゼンテーションを是非、ご体験ください。


開催日時
展覧会:2010年2月26日(金)〜28日(日) 13:00〜20:00(28日のみ17:00まで)
演奏会:2010年2月26日(金) 19:00〜21:00


入場料:
展覧会:無料
演奏会:1000円/アーティスト・フリー (アーティストは受付にてお申し出いただくと入場無料となります)


会場/お問い合わせ:remo
TEL/FAX:06-6686-5757(14:00-18:00/不定休)/E-mail:info@remo.or.jp
559-0011 大阪市住之江区北加賀屋5-4-12 コーポ北加賀屋


フィル・ニブロック本人によるライブは26日金曜日夜ということで夜の体調が芳しくないためパス。このタイミングでこういう体調とは神様が行くなと言ってるに違いないと思うことにしました。フィル・ニブロックまた来てね!なんかの検索でこのブログがひっかかって26日の演奏会に行ったという方がいたら、ぜひどんなだったか教えてください。


今日は昼間にひとりで展覧会へ行かせてもらいました。北加賀屋ははっきり行って何もないのだけど、倉庫や工場の合間にremoの看板発見。



倉庫の二階へ行くと薄暗い室内に壁一面に映し出されたフィル・ニブロック「The Movement of People Working」シリーズの映像とともに彼のドローンが響いてました。点在する椅子やソファに座って観賞するんだけど、展覧会自体はこれのみ。このミニマルさにしびれます。ソファに腰掛けて映像とドローンに身を任せてフィル・ニブロックを贅沢に体感。音が混ざり合って反響して身体に響くドローンに感極まってちょっと本気でどきどきしてうるうるしました。普段こんなに「音」を意識して生活しなくなってしまったことについていろいろ考えたり、ドローンを聞いて意識が冴え冴えとしてきたり気持ちが良くなってとろとろしたり、ドローン聞いてる音楽友達てどうやってつくるんだろなーとか、ふわふわと充実した時間を過ごして充電した気がしました。



帰りに見た梅の花。5部咲きくらいできれい。



ドローンで充電したおかあさんは北加賀屋の駅前のきれいなりくろーおじさんの店でチーズケーキをお土産に買って帰りました。りくろーおじさんのチーズケーキて書いた瞬間に漂うこの生活臭にいまびっくりした。