地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


アロワ・カリジェ(アロイス・カリジェ)が気になります


ナシの木とシラカバとメギの木 (大型絵本 (9))

ナシの木とシラカバとメギの木 (大型絵本 (9))


アルプスのきょうだい (岩波の子どもの本)

アルプスのきょうだい (岩波の子どもの本)


先日ミニコミ『murren(ミューレン)』に紹介されていた「アルプスのきょうだい」をネットで見てたときに、このArois Carigiet(アロワ・カリジェ/アロイス・カリジェ)という人が書いた絵がなんだかいいなーと思って、調べてたら欲しくなって「ナシの木とシラカバとメギの木」「アルプスのきょうだい」2冊購入。カリジェは1902年生まれのスイスの画家です。スイスの風景、鳥や木や山々の自然が清々しいカリジェの絵本、すごくいい。見れば見るほど味わい深く美しい。「絵本」という分野は子どものこと抜きだと正直それほど興味がなかったのになんだかやっと少し花開いた感じで浮かれてます。ぜんぜん知らない分野のことを好きになる瞬間ておもしろいなー。大人目線で見ても子ども目線で見ても楽しめるいい絵本じゃないかと思います。

スイスの山々のおくのほう、カンテルドンという村に、ちっちゃな家が一けんあります。その家の窓には、かがみのようにかがやいて、まるで、ひろびろとしたあたりいったいに、やさしくわらいかけているようです。
家のわきには、とても年とったナシの木が、家をおしつけるようにしてたっていますし、入口の階段ちかくには、とても大きいシラカバがそびえています。

「ナシの木とシラカバとメギの木」より


The Alois Carigiet Home Page → http://www.carigiet.net/