地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『TOKYO!(TOKYO)』(ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ/2008/フランス、日本、韓国)

ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノによる東京オムニバス・ムービー。ミシェル・ゴンドリーは日本人感覚寄りなのといつものゴンドリー調でかわいらしい。でもこの加瀬くんには萌えません。レオス・カラックスの作品にはドニ・ラヴァン出演。レオス・カラックスだと思って見ると意外な感じで、ジャパンパッシングがきついのでたぶん3作のなかではいちばんウケが悪い気がします。ポン・ジュノの作品はあんまり見たことないんだけどそれでもあーこの感じポン・ジュノ!と思えたし、無難といえば無難なんだけど、香川照之蒼井優のふたりがよかったので作品に好印象(カラックスのあとに見たからさわやかさに拍車がかかりました)。たぶんオムニバスの最初だとまた感想が変わりそう。ただどの作品も東京を舞台に外国の監督が撮ってるわけで外部から見た東京という意味では日本人が見て素直におもしろいとは思えず、ゴミ溜めみたいに描かれた東京の有様にむしろ悲しくなってしまいます。こういうコンセプトのオムニバスだったとは知らなかったよ。

TOKYO! [DVD]

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