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地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と8歳と5歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


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小杉武久 二つのコンサート@国立国際美術館 第一日目

日々 音楽

大阪・中之島にある国立国際美術館で行われる「小杉武久 二つのコンサート」。

小杉武久 二つのコンサート」KOSUGI Takehisa −two concerts−
 I. Music and Beyond
 6月12日(金) 開演:午後7時
 演奏:小杉武久、和泉希洋志、浜崎健、藤本由紀夫、ヤマタカEYE

 II. Yuji plays Kosugi / Kosugi plays Yuji
 6月13日(土) 開演:午後4時
 演奏:小杉武久高橋悠治

本日家人に仕事を早めに切り上げてミニチムもお迎えに行ってもらって私は晩ごはんの準備だけ済ませてひとりで行かせてもらいました。うれしすぎる。

18時くらいに会場に到着。

開場するまで手持ち無沙汰なので読みかけの野溝七生子『ヌマ叔母さん』のなかの「沙子死す」という短編を読んでたのだけど、うきうきな気持ちにシンクロしてかなりテンションあがってきました。

其夜初めて、死床となった沙子のゐない沙子の寝室に、私は唯一人で寝た。もしもこの部屋の壁に、沙子の肖像を描くなら、アンドレア・サルトーの「慈愛」と題する丘陵のやうに聳え立つ一個の母性。あの女人像に、顔もどうやら似てゐる。沙子の乳房は痩せ細ってゐたが、心臓からぢかに血潮を子供等の上に、蜜のやうに滴らせた。


暖炉―野溝七生子短篇全集

暖炉―野溝七生子短篇全集



ハイブロー文学(勝手に)。こういうのだいすきだいすき。

時間通りに会場に入ると展示室に座布団が並べてあります。ひざをかかえて見るタイプのコンサート。せっかくなので最前列で見てきました。至近距離あがる!

小杉さん71歳すばらしい演奏。自作の先の割れた竹?にコンタクトマイクを繋いだ機材でガガガガとノイズを発しながらエスカレーターを降りてくる登場もかっこよすぎてしびれました。EYEさんのヴォイスパフィーマンスや機材や素材を駆使したサウンドパフォーマンスは、抱かれたい男ナンバーワン!とクラクラしてしまうけど、会場が会場だからか音量が小さく感じてしまいました。EYEさんの出す音は耳がおかしくなるくらいの破壊的な音量で聞きたいです。小杉さんのパフォーマンスはバリエーションが豊富で深みがあるせいか、EYEさんみたく音が小さいなーというのはぜんぜんなくて、実際の音量以上の瞬発力のある音を感じます。すごすぎる小杉さんもEYEさんもどっちも好き。そうそうはじめて聞いたんだけど、藤本さんという方の電子音響パフォーマンスも面白かったです。単調ではない広がりのある好きなタイプの音。

休憩を入れて約1時間10分の演奏。帰りに家人とミニチムにコンビニスウィーツをお土産に帰宅。明日はふたたびひとりで小杉武久高橋悠治のコンサートへ行ってきます。楽しみ!


関係ないけど、このコンサートを撮影していたカメラクルーの方々がかなりかっこよかった(容姿が)んだけど、前も見たことある気がするんだよね……国際美術館の腕章つけてたけど国際美術館の人じゃないよね、どこのカメラマンなのかなー。調べようがない気がするんだけど、気になります。