地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『世界の終わりの過ごし方(The Way I Spent the End of the World)』(カタリン・ミツレスク/2006/ルーマニア)

チャウシェスク政権崩壊前の1年間、ブカレスト近郊で両親と暮らす歳の離れた姉弟。政治に時代に翻弄されながら生きていく高校生の姉と病弱な弟の姿からチャウシェスク独裁政治時代を垣間見る。長い間閉ざされた国であったルーマニアに暮らしている若者たちのほんの少しの希望やあきらめ、反発、なんだかとても切ない気持ちになる。革命を題材に淡々とした映画てわりと多い気がするけど、単純な題材ではないので難しい。ドロテア・ペトレはいい女優さんだと思う。