地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ヘストン・ブルーメンタールの前衛化学料理

家人が買ってきた雑誌『diaries ダイアリーズ』創刊号。ちいさないろんな記事が載っているオトコのライフスタイルマガジン?みたいな感じ。創刊号のせいかまだとっちらかってるぽい。

diaries-online
http://diaries-online.jp/magazine/

そのなかでおもしろかったのはイギリスのレストラン「ザ・ファットダック」の記事。2005年の「世界のベスト・レストラン」で1位、2006年に2位になった「ザ・ファットダック」。オーナーシェフはヘストン・ブルーメンタール。

イギリスてジェイミー・オリバーの番組見てたせいで一般の食レベルはものすごーい低い気がしていたので(実際行ったことないので想像)イギリス全体がそういうイメージになってて、そのイギリスのレストランが1位なんだーという勝手な驚き。ヘストン・ブルーメンタールの経歴がおもしろくて実際のレストランでの調理経験は一週間しかないけど、化学書を読み漁り「素材に塩を振るとはどういうことか」「火を入れるとはどういうことか」を全部自分なりに考えて、化学者に認められて、レストランには化学者が常駐していて、文章を見る限りでは料理はかなり前衛的。基本は伝統的な料理なのに新しいアプローチで楽しい。そして美味しいらしい。

「大きな貝殻に入ったipodがテーブルに運ばれ、客はイヤホンで波の音やカモメの音を聞きながら、絵のように美しい盛り付けの「海の幸」を食す」

楽譜がきちんとあるような分かりやすい曲を弾かせたらすごくレベルの高い演奏ができる人、デレク・ベイリーインプロヴィゼーションみたい。テーマがあって、それを頭の中でセンスよく構築し、上手に展開して魅せる感じ。根本的に料理はきらいだけど(作るけど)、こういうわくわくする料理ていいなー楽しいなーと思った。おいしい前衛料理。料理でこういう心のハイテンションてはじめてかも。

イギリス人の大好きな卵とポテトのヘストンレシピ。
http://www.guardian.co.uk/theguardian/2002/jun/22/weekend7.weekend10

■目玉焼き(Fried egg)レシピ
目玉焼き1個分のレシピ:
1) まず、オーヴンを245℃に温めておきます。
2) 黄身を割らないように気をつけながら、卵の黄身と白身を慎重に分けます。
3) バターひとかけと、水大さじ1をフライパンに入れて、バターが泡立つまでフライパンを熱します。
4) ここで、塩、胡椒。(目玉焼きの裏側からも味付けするため)
5) バターが良い感じになってきたら、白身をそっと流し入れます。(形にこだわる場合は、リング型を置いてそこに流し入れると良い)
6) これを、予め熱してあったオーヴンに入れて、1分半加熱。
7) 白身の表面が、まだ固まっていない状態で取り出したら、塩、胡椒。
8) この白身の上に、黄身(生)をそっと乗せて、さらにオーヴンへ入れて2分。
9) バルサミコ・ヴィネガーを数滴垂らして完成。

コツは、新鮮で品質の良い卵、最良のバターを使うこと。ヘストン曰く、塩、胡椒で黄身の表面を汚すなということらしいです。おもしろーい。やってみたい。オーブンに入れていいフライパンがないけど・・・


■フライドポテト(Chips)レシピ
1) 短冊に切ったじゃがいもを水につけて、それから流水に5分さらしてスターチを完全に流します。
2) 真水で柔らかく茹でて、パッドにとってから冷蔵庫で完全に冷やします。
3) 130℃の低音で揚げて、冷蔵庫で再び30分寝かします。
4) 次に190℃でからりと揚げて塩味をつけて完成。

手間すぎ!でもおもしろいなー。