地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『今宵、フィッツジェラルド劇場で(A Prairie Home Companion)』(ロバート・アルトマン/2006/アメリカ)

打ち切りの決まったラジオの音楽番組最後の公開生放送の舞台裏という、ユーモアとセンスあふれるアルトマンらしい群像劇、そして遺作。ウッディ・ハレルソンやメリル・ストリープをはじめとする豪華出演陣がほんとにうまい。しかもこんなに歌が上手とは。お騒がセレブのリンジー・ローハンもいい箇所で歌を披露。緻密に構築されてるはずなのにそれを感じさせないストーリー展開のうまさ、絡みつく物語の糸が解けていくときの心地よさ、人生の様々な哀愁をさらっと見せるうまさ。おじいちゃんになってもさすがアルトマン。

今宵、フィッツジェラルド劇場で [DVD]

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