地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


東洋陶磁美術館へ行く


■特別展「美の求道者・安宅英一(あたかえいいち)の眼 - 安宅コレクション」
会期 :平成19年4月7日(土)〜9月30日(日)
開館時間 : 午前9時30分〜午後5時
毎週金曜日は午後7時まで
(入館は閉館の30分前まで)

先日家人が見に行って良かったと言っていたのでちょっと日差しが傾きかけてきたころ散歩がてらミニチムを連れて東洋陶磁美術館へ行く。向かい側は中之島公会堂

行きにベビーカーですやすや寝ていたのでこのまま展示を見ている間も寝ててくれたらいいなーというハハの期待を見透かしたかのように到着早々おめめぱっちり。さすがにお客さんは大人しかいないので騒いだら早々に出るつもりで展示会場へ。

展示は安宅英一という人物を軸に構成されているのだけど、のんびり鑑賞できたのは"第1部安宅コレクションの草創期"という超出だし部分のみ。機嫌が悪いわけではなく「ホエーホエー(ねえねえここ暗いね)」「ホエーホエー(ねえねえ青磁てなに)」(最近「ホエー」に聞こえる)とお話をしだしたので抱っこしながら「静かにしようねーシー」と言いつつ見ることにしたのだけど赤ちゃんに分かるはずもなくお話は止まらず「ホエー!(あたしの話聞いて!)」とだんだん声もちょっと大きくなってきたりしたので展示会場を出たり入ったりしながらなんとか全部見た。というか通過した?超静かな場所は起きてるとやっぱりちょっと無理・・・

でも抱っこされたミニチムは声を出しつつ展示品をよーく見てた。感想を言ってたのねきっと。ホエーて。しかし美術館では子どもが騒いでも図々しくいるわけにはいかないので難しい・・・

白磁もいいけど高麗時代の青磁はほんとうにきれい。安宅英一の美術界音楽界の芸術家への投資と安宅コレクションと呼ばれる陶磁へのお金の使い方はすごいねー(結果的に会社としては浪費で経営を傾かせることになったのだけど)。