地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『眠狂四郎 勝負』(三隅研次/1964/大映)

下段に構えた剣が一周するまでにこれまで生きていた相手はいない(今回敵の台詞によってはじめて知った)という超スゴイ円月殺法はいまいちその脅威さが分からず、何でお金を得ているのかとか、結構簡単に女の人を手篭めにしたりとか、その漫画みたいな善悪入り混じる狂四郎の設定が楽しい。でもそれだけじゃなくて、采女の家で毒をもられるシーンの陰影のかっこよさは抜群で、今回も各シーンのふすまのモダンな柄に釘付け。

眠狂四郎勝負 [DVD]

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眠狂四郎全集・巻之壱 [DVD]

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