地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『日本の夜と霧』(大島渚/1960/松竹)

左翼運動、内部闘争、全学連学生運動。結婚式を舞台に繰り広げられるディスカッション。新郎新婦もヤリ玉にあがり非難糾弾され過去の女性関係まで問いただされ、こんなに結婚式を台無しにする映画をはじめて見た。ものすごい長まわしに途切れることのない熱いディベート、俳優陣噛みまくりの一発撮りみたいな面白さ。セリフまわしに見てるこちらがハラハラする。安保闘争とかゲバとかよく分からないところも多いけどこの作品はヤバい。情熱的だけど暗すぎる。会社勤め人なのにこの過激さ。ちなみに大島渚はこの作品で松竹と衝突し退社(解雇?)。

日本の夜と霧 [DVD]

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