地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


未知のものにしか自分を任せないこと。

id:dadanndannちゃんから教えてもらった「木の葉どんぶり」を作ってみる。かまぼこが冷蔵庫に不在だったのでちくわで代用。他の具材は干ししいたけと油揚げ。それをだし汁・しょうゆ・砂糖・みりんで味付けして卵でとじる。最後に飾り用のネギ。肉の代わりに練り製品が入るという「木の葉どんぶり」、私はまったく知らなかったのだけど、どうも関西発の食べ物みたい(とにかく関西以西)。ネギじゃなくて三つ葉にして海苔でもちらしたらもっとおいしかったぽい。

関西の食べ物として「かす汁」が個人的にNGだったので「木の葉どんぶり」みたいな普通に食べられるものが作れるとうれしい。どうでもいいけど大阪に来てから同じ歳くらいの大阪の女の子に「今日は道混んでるねえ」と言ったら「ゴトビやからな」と返されたこと(毎月5と0がつく日=5・10日は集金のため道が混む)をいま思い出した。

夜テレビをつけっぱなしにしておいたら関西テレビムハハnoたかじん」に安藤忠雄が出演していた。たかじんの番組で安藤忠雄宮根誠司と絡んでたりするので思わず手がとまる。マンション住まいの宮根さんが家の間取りを安藤忠雄に見てもらっていたり、「一戸建てってどうなんですかね〜?」と建築家にそんな質問を・・・。たかじんや宮根さんは「表参道ヒルズとか、やらしい話やけど建築家てもうかってはるでしょ?」みたいなことを聞いて手持ちのペンとかで計算していた。「100億の5パー?!」とか言いながら。ていうか安藤忠雄がゲストなのに当然だけどたかじんしゃべりすぎ。桜の通り抜けの宣伝でゲストに来てたと思うのだけど、普通にとても面白かった。すごいなあ、関西ローカル!

映画『私は死にたくない(I Want to Live!)』(ロバート・ワイズ/1958/アメリカ)。実在の女性死刑囚バーバラ・グレアムの手記をもとにしたドラマ映画。冤罪事件がベースなのに、タイトルバック、作品の全体を流れるジャズや仲間内でコンボでダンスするシーンなどカッコいいシーン多数。主演のスーザン・ヘイワードの演技が壮絶で見たことのないバーバラその人に思えてくる。最後まで女として生き、女を貫いたバーバラに、同性として魅力を感じる。原題は「I Want to Live!」なのだけど映画を見ている限り「私は死にたくない」という邦題は、英語と日本語のニュアンスの違いを汲みとった上手な邦題だと思う。

私は死にたくない [VHS]

私は死にたくない [VHS]