地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


平凡な楽しみは私の夢見ている喜び


午前中にパンを作る。チョコチップがあまっていたので丸いチョコチップパン。おそろしく簡単なレシピ(発酵なし!)で作ったらさすがにふくらまずスコーンになった。パンが作りたかったのに・・・。味は悪くないけどパンじゃない・・・。

昨日の余韻がさめず石田民三監督『花つみ日記』のロケ地巡礼&本好き家人の古書めぐり。玉造教会。ウヰルミナ女学校(現・大阪女学院)。生国魂神社の北門。教会も女学校も映画の面影はなかったけれど、高峰秀子がここで撮影したんだーとぽわんとなる。


巡礼しつつ古書の旅。1件目では比叡山百首展の図版。いろんな書が並び美しい。和歌などの解説もあっていい。書の道。本自体はすごく立派。あと小倉百人一首の解説本。家人に「いいよすごくいい、なんて渋いんだ」と言われる。おばあちゃんのような本を選んだから? 2件目に行った先はものすごーいステキな古本屋さんで、私のなかで一気に大阪古本屋さんナンバーワン。いろいろ欲しかったけど庄野潤三の単行本と堀井和子堀井和子の1つの生地で作るパン私のパンのおいしいレシピ』を購入。堀井和子のパン本はおいしいと評判だったので欲しかったのと、今日のリベンジのため。


堀井和子の1つの生地で作るパン―私のパンのおいしいレシピ

堀井和子の1つの生地で作るパン―私のパンのおいしいレシピ


夜、帰り道のドラッグストアで買った玄米黒酢を飲んでみる。おちょこに一杯、ぐいっと飲んだらむせるわ食道ですごい酸味が広がるわキツかった。セゾンファクトリーの飲む酢がなんと飲みやすかったか判明。これって効くのかなあ。

映画『涙を、獅子のたて髪に』(篠田正浩/1962/松竹)。監督が篠田正浩、脚本に寺山修司、音楽に武満徹、と豪華な作品。10代のアイドル・加賀まりこのデビュー作。加賀まりこがまだあどけない。ロカビリー歌手として売出し中の藤木孝(サブ役)が無理矢理歌わされる地獄のロカビリーがインパクトのある歌詞。日本映画ぽくなくて、ちょうど60年代のフランス映画のような雰囲気の映画(舞台はヨコハマで主人公はサブだけど)。