地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


私の愛するものの数がまた増え始めて来る


家人が見たがっていた、ジャック・ドゥミ監督没後15年企画、奥さんのアニエス・ヴァルダが監修したデジタルニューマスター版の『ロバと王女』を梅田ガーデンシネマへ一緒に見に行く。

映画『ロバと王女(Peau d'Ane)』(ジャック・ドゥミ/1970/フランス)。ファンタジーメルヘンワールドミュージカル。フランスの童話作家シャルル・ペローの「ロバの皮」の原作をジャック・ドゥミが見事なカラフルポップなお伽噺の世界、夢の世界を創り上げる。カトリーヌ・ドヌーヴ着るの青や空や月や太陽の色とりどりのドレスがなんてきれい。ロバの皮を素直にかぶりつづける美しい王女様、ピンチを救う王子様、王女様のお花畑のベッド、しゃべるバラ、想像のなかでしかありえないラブリーワールド、王女様と王子様が草原をごろごろでんぐりがえりしながらお菓子を食べてはしゃぐシーンがとても愉快で、2人のドヌーヴが王子様のために歌いながら愛のケーキを作るシーンはとてもとてもキュートでしあわせ。こういう映画がいちばん好きだと強く感じる。宝石のような映画。

デジタルニューマスター版 ロバと王女 オリジナル・サウンドトラック

デジタルニューマスター版 ロバと王女 オリジナル・サウンドトラック


感動を抑えられない家人と私はめずらしくパンフレットまで購入。家に帰ってもロバと王女ごっこ。

先日新聞に載っていた"お餅茶漬け"を食べる。こんがりと焼いたお餅と同量くらいのご飯をお茶碗に入れ、お茶をかけて塩を少々ふる。シンプルでおいしい。この食べ方好きだなーと思いながら、(お餅茶漬けのようにシンプルかつパンチがあってまた食べたい)マックス・ニューハウスの60年代音源CDを思い出して聴いてみる。打楽器、残響音、微音、アール・ブラウン、ジョン・ケージモートン・フェルドマン、お餅茶漬け。オモチチャヅケって言いづらいね。