地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


絵画空間とはひとつの壁だ


だが そこには世界中の鳥という鳥が自由自在に翔んでいる 奥の奥まで

献血しようと思ったら血液の比重が低くてできなかった。できないできるできないできないできないできるという感じでチャンスがあればチャレンジ。献血会場に行く回数は多いのにできた回数はなかなか伸びないなあ。

映画『大通りの店(Obchod na korze)』(ヤン・カダール、エルマール・クロス/1965/チェコスロヴァキア)。第二次大戦下のスロバキア。ナチス・ドイツ軍によるユダヤ人の財産接収が進む。質素な家に住む夫婦にファシスト党の大物の義兄から善良なユダヤ人の老婆が営む店の経営権を渡される。派手な演出がない分想像がふくらむ。着々と完成へ向かう塔。善良で平凡なトーノの弱さや脆さ。ラストの夢の光景が切ない。彼の視界には彼の夢が広がる。

映画『トリコロールに燃えて(Head in the Clouds)』(ジョン・ダイガン/2004/アメリカ)。美しいシャーリーズ・セロンを見たくて見たものの、ナチスやスペイン内戦という1930年代のヨーロッパをベースにした恋愛物語は『大通りの店』を見たあとでは薄い。ラストの辛さも比にならない。

映画『あこがれ』(恩地日出夫/1966/東宝)。原作・木下恵介、脚本・山田太一、音楽・武満徹の純愛映画。当時のアイドル・内藤洋子はたいそう地味な女の子の役を演じ、脇役を加東大介賀原夏子沢村貞子らがかためるのでアイドルが目立たない。新珠三千代演じる先生のものすごいおせっかいぷりは見逃せない。賀原夏子の「お父さん!口に出してしまうと取り返しのつかないことになることもありますよ!」というセリフが実は最も印象的。ラストの海辺を田村亮と走るシーンも妙に中途半端。いろいろ言いたくなるのはきっと山田太一と製作会社の間に一悶着あったような想像をかきたてるから。それにしてもただのアイドル映画でもなく武満徹は手広いと思わせる作品。褒めすぎ?

映画音楽選集(6)

映画音楽選集(6)


熟成やずやの香醋欲しい!やずやが気になる最近。