地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ある感動の激しさはその対象の関数ではなく、


それについて人の持つ意識の関数である(そこから意志の必要)。

卵がたくさんやってきた。わーい。

(いつできるの?)丸井なんば店。地上12階、地下2階、上層階に複合型映画館、その下に丸井なんば店が入る。その丸井なんば店は間宮吉彦が空間デザインをするそうで、この先出来上がったら行ってみたい。ミナミは間宮デザインが多いけれど、丸井自体をやるなんてすごいなー。とか思ったけれどあらゆるところに間宮デザインは(特に関西には)あるわけで、ちなみに家のアイテムにも間宮吉彦はあったりして、ちょっと考えても間宮吉彦は超有名人だった。そうか有名人だから丸井をつくるのね。

Evan Parker、Paul Rutherford、Hans Schneider、Paul Lyttonによる1985年のライブCD『Waterloo 1985』(EMANEM 4030)を聞きながらお昼ゴハンとしてモチ入りお好み焼きを食べる。かっこいい(CDが)。

なんだかものすごくCDが欲しくなってアメ村タワーへ。やっぱりタワーはアメ村(しかあんまり欲しいのが置いてないので)。ニューミュージックの棚の前でいろいろ悩むけれど、GLIM や pole のような"儚く美しい"甘ったるいナイーヴ系のものでなく、もっとストイックでガツンとくる音。で、池田亮司『dataplex』(Raster- Noton)。ファーストやセカンドを聞いていた当時はすごくストイックに聞こえていたのに、いま聞くと頭上から足元から音が歩み寄ってくるような遊び心を感じて、あーこういう微妙な融合や堅固な中の微妙な柔らかさて好きだなーと思った。今さら感もなく、素直になかなか良い。『COMME des GARCONS / SEIGEN ONO』(SAIDERA RECORDS/SD-1001H)。「洋服が綺麗に見えるような音楽を」と川久保玲に言われコムデギャルソンのために作られた1987-89年の音源 (オリジナルは87年から88年のギャルソンのショーの作品群)。サンバもワールドミュージックもジャズも現代音楽も、(そう言われると)ギャルソンを連想させテレビや雑誌で見たりした、まさにギャルソンのショーの様子が浮かぶ。Arto LindsayJohn ZornBill Frisell、Marc Ribot、John Lurie 等参加。そういう意味でなかなか楽しいCD。

ところで今日はアメ村タワーにインリンがトークショーに来ていたみたいですれ違い。残念。家人と悔しがる。

帰ってから武満徹の映画『愛の亡霊』のサウンドトラック復刻版も楽しげだったかなあ、とぼんやり思った。そういえばトニー・ガトリフ愛より強い旅』が公開中。大阪はシネ・リーブル梅田で公開中。『スパニッシュ・アパートメント』のロマン・デュリスが主人公(ロマン・デュリスて人気・実力ともにフランス No.1だそうだけどそんなにいいかなあ・・・)。ジプシーものではないみたいだけどルーツミュージック+青春ロードムービー。どうしようかな。

ただいま「竹の音」のCDを聞き中。竹にも宇宙。渋い。いいなー。