地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


映画『いぬ(Le Doulos)』(ジャン・ピエール・メルヴィル/1963/フランス、イタリア)


"いぬ"とは警察への密告者の隠語。暗黒モノでハード・ボイルド、男の友情と葛藤、正直敬遠しがちなのに、この映画は見てみたかった。登場人物が多く、ストーリー展開も意外と難解で翻弄される箇所多数。街を歩いたりという移動するシーンが多く、それぞれの雰囲気や静けさが格好いい。今まで見たジャン=ポール・ベルモンドの中でもっともミステリアスでいい男の役。最後まで何が起きるか分からない。フィルム・ノワールヌーベルヴァーグ云々、男がしびれたりするのはこういう映画なのかもと思った。