地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


「私にもたらす恐れや、敵意が正しいものなのかどうか、

あるいは私は単なるエゴイストで甘やかされた、自立なんてうそばかりの女の子に過ぎないのではとずっと考えていた」

いつでも見れると思って見なかった映画ナンバーワン『北北西に進路を取れ』。タイトルに特に意味はないぽい。面白い。

映画『北北西に進路を取れ(North by Northwest)』(アルフレッド・ヒッチコック/1959/アメリカ)。万人向けの面白さを持つ娯楽的サスペンス映画。国際的な陰謀とひとりの男の奮闘とそれに関わる密偵の女との恋。クラッシックな車とケイリー・グラントが登場するサスペンス、それだけで映画は楽しくなる。この要素こそが「映画」で、映画らしい映画になるんだと思った。スリリングなラシュモアの岩山でのシーン。無駄のないすっぱりしたラスト。誰もが楽しい映画が楽しいと普通に感じることはとても大事。

めずらしく quatre saisons に寄り道をしたのはキッチンクロスやテーブルマット、その他リネンを見に行くためだったんだけど、うーん、なんか違うと店内で悩む。ウチにやってくるには少しかわいらしすぎて、結局何も収穫なし。思うようなのってなかなかない。