地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


「女性の性愛における正常な幸福のあり方は、

女性が自分の受動性によく打ち勝って、相手の男性と一つの対等関係をうまくつくり上げることを前提とする。」

胃腸炎から1週間目にしてやっと復活の兆し。

「うちの食パンはタケウチとタカギばっかり」という(贅沢な)家人の不満にこたえるためパンの旅に出る。

はじめは中央区淡路町にあるブランジェリー パンデュース(PAINDUCE)。ブランジェリー コム・シノワの西川シェフ+米山シェフのお店。小さなカフェ併設。食パンのスライスを頼むと見たことないくらいヘタだったので驚く(機械なのに)。次に中央区本町のフール・ドゥ・アッシュ(Four de h)。PAULと近いのだけど住み分けされているのかな。PAUL級の大きなカフェ併設。焼きたての食パンだったのでスライスしてもらえず。場所がらOLに人気がありそうな店内。最後に北区天神橋のキャリエール アルザス(carriere Alsace)。苦楽園の2号店。"carriere"の刻印入り食パン。手作りジャムも購入。店内にあったケーキがかなり安めで魅かれたけれどパンの旅なので断念。

美味しそうないっぱいの食パン。ちょっとミミをかじってみたフール・ドゥ・アッシュの食パンはきめ細やかでもちもち系で甘いなつかしい感じの味。関西ではどうなのかなと思うけど私は好き。他はどんな味かな。

パンの旅の途中、吹雪に見舞われた。吹雪といってもすぐやんだけれど、雪の中運転するのは相変わらず少し怖い。雪が私に向かってくる感じ。

家人が買ってきたマンガ『エヴリバディーエヴリシング』(ウィスット・ポンニミット)を読む。なんてすてきなすばらしいマンガ。タムくんのマンガは稀有な才能に満ち溢れ、言葉にしがたい愛や優しさにつつまれている。泣ける。

アンゲロプロス『エレニの旅』絶対見たい。大阪はどこで公開するのかな。予告編はこちら→http://www.bowjapan.com/

映画『渇いた花〜four by four equal one』(永瀬正敏/2004)。市川実和子出演。面白くない演出につまらないファンタジー。

映画『ノーマ・レイ(Norma Rae)』(マーティン・リット/1979/アメリカ)。アメリカ南部の紡績工場の労働者たちが、労働者としての権利を獲得する物語。サリー・フィールド演じるノーマ・レイの強さ、たくましさに憧れる。最近見た映画のなかでいちばん普通に泣けた。本作品でサリー・フィールドは1979年アカデミー主演女優賞やカンヌ映画祭主演女優賞を受賞。

映画『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心/2003)。サガンの小説もD[di:]のイラストもくるりの音楽もこの作品にとってはほんとに小さな宣伝材料であって、私にとって重要だったのはこの作品に含まれる少女趣味的なお伽話要素がファンタジックな香りを残しつつなんてきれいに昇華されているんだろうと感動したこと。ジョゼを見て泣いた理由は私自身がよく知っている。

映画『女はみんな生きている(Chaos)』(コリーヌ・セロー/2001/フランス)。いろんなタイプの女の生き方。私はハードな人生よりスローライフで。

映画『10日間で男を上手にフル方法(How to lose a guy in 10 days)』(ドナルド・ペトリ/2002/アメリカ)。こんなに面白くない映画は久しぶり。

映画『みなさん、さようなら。(Les Invasions barbares)』(ドゥニ・アルカン/2003/カナダ、フランス)。息子役のステファン・ルソーが好み。すてき。タイプ(顔が)。カナダで人気のコメディアンらしく、ネットで検索してみたら"お笑い界のブラッド・ピット"と書いてあった。