地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


宇江佐真理『雷桜』

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雷桜 (角川文庫) [ 宇江佐真理 ]
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内容(「BOOK」データベースより)
江戸から三日を要する山間の村で、生まれて間もない庄屋の一人娘、遊が、雷雨の晩に何者かに掠われた。手がかりもつかめぬまま、一家は失意のうちに十数年を過ごす。その間、遊の二人の兄は逞しく育ち、遊の生存を頑なに信じている次兄の助次郎は江戸へ出、やがて御三卿清水家の中間として抱えられる。が、お仕えする清水家の当主、斉道は心の病を抱え、屋敷の内外で狼藉を繰り返していた…。遊は、“狼少女”として十五年ぶりに帰還するのだが―。運命の波に翻弄されながら、愛に身を裂き、凛として一途に生きた女性を描く、感動の時代長編。


仕事で遅々として進まない本や文章を読むことが多いので、いやされ系の読みやすい本を読む傾向。宇江佐真理はなにかを読んだことがあったけどあまり印象になく、でも『雷桜』はおもしろかった。遊と斉道が出会うことを予測して読み進めるも、これがなかなか出会わなくてもどかしく、限界までひっぱってからの展開が上手です。読んでから映画化されてることを知って(たしかに映画になりそう)、調べてみたら遊が蒼井優で斉道が岡田将生という美男美女。うーんちょっときれいすぎる。

バレンタインチョコとマハラジャのだいどころチキンカレー

家人がいただいたチョコ一部。アラン・デュカスおいしい!ありがたやありがたや。アラン・デュカスはシェフがサインを入れてくれたりするのね。すごいー。


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アラン・デュカスの中身。


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本日、ごはんどうしよーかなーとふらりと立ち寄った食品店で、カレーコーナーをながめていて、マハラジャのだいどころなるレトルトカレーを発見。なかなかお高いので試食ということで2個購入。


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小麦粉、化学調味料一切不使用!鶏の骨付き手羽元入りカレーです。
国産玉ねぎを6時間かけて半分の量になるまで炒め、「グレビー」と呼ばれる玉ねぎジャムを作ります。このグレビーをベースにトマト、ウコンをはじめとするスパイスと塩(天日塩)ごく微量の植物油脂のみで本格インド料理のカレーに仕上げました。
胸焼けしにくく、初めて食べてもどこか懐かしく感じていただけるかもしれません。国産鶏肉使用の安心感も美味しさのポイントです。
国産原料にこだわり、小麦粉 ・ 化学調味料不使用。保存料無添加の自然な味わいはインド料理店そのままのレシピで実現しています。


鶏の骨付き手羽元入りチキンカレー。レトルトカレーとは思えない本物感。小麦粉、化学調味料一切不使用とかすごいね。おいしい。


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灰谷健次郎『太陽の子』

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太陽の子 (角川文庫) [ 灰谷健次郎 ]
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内容(「BOOK」データベースより)
ふうちゃんは、神戸生まれの女の子。おとうさんとおかあさんは沖縄出身で、神戸の下町で琉球料理の店「てだのふあ・おきなわ亭」を営んでいる。やさしい常連さんたちに囲まれて明るく育ったふうちゃんだが、六年生になった頃、おとうさんが心の病気で苦しむようになる。おとうさんの病気の原因は何なのか?ふうちゃんは、「沖縄と戦争」にその鍵があることに気づきはじめる…。戦争は本当に終わっているのだろうか。なぜおとうさんの心の中でだけ戦争は続くのか?今、日本人が本当に知らなくてはならないことがここにある。


兎の眼』がよかったので続・灰谷健次郎。児童書の枠にはおさまらない、沖縄戦を根底に置いた、超ベビーな物語。アマゾンのレビューを見ていると、小学校高学年のときに読んで、大人になってまた読んでみました、なんてレビューが多々あって、なかなかみなさん社会派。昔の子どもはこんなヘビーな話を読み、そして物語に出てくる子どもたちも、これまたヘビーな環境下で、この生きる力と深い思考力に頭が下がります。たしかに小学生中学生で読むとたいへんな衝撃であろうと思います。


一生の多くを神戸で暮らした灰谷健次郎、『太陽の子』は全編関西弁で進みます。『兎の眼』も関西弁だけど、この関西リアル感はすばらしい。リズム感もすばらしい。


ふうちゃんもキヨシ君もときちゃんも梶山先生も、みんないい。

ピエール・エルメのホットチョコレートで引きこもり

三連休の最後。寒いし天気悪いし、家で引きこもりデー。


長女が見たいと言った『DESTINY 鎌倉ものがたり』(山崎貴/2017)の録画を見つつ、家人にバレンタインとしていち早く渡したピエール・エルメホットチョコレートを作りました。4人で飲むなら1回分。ぜいたくー


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超濃厚。おいしいけど、チョコレートを飲んでいるというか、チョコレートそのもの。パンチ力がありすぎておなかが減りません。


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子どもと刀剣乱舞いろいろ

刀剣乱舞好きの子どもたちにいろいろお付き合いしている最近。





先月は刀剣乱舞の映画を見に行きました。梅田の映画館で、土日とはいえ全席完売の映画とか果たしていままでそんな映画に行ったことあっただろうか……とその人気ぶりにおどろき。会場の一体感とあたたかい雰囲気が印象的。次女は骨喰藤四郎が好きでほくほくしておりました。


ただいま大阪では刀剣乱舞ミュージカル「三百年の子守唄」というのを公演中。




WOWOW刀剣乱舞ミュージカルを9作品も見て姉妹で盛り上がり、だったらこの公演のチケットとってみようかーと去年ローチケで挑戦したものの瞬殺完売につき(人気すぎてアクセス集中につき回線混乱してつながらない)チケットは取れず、あー刀剣乱舞のミュージカルって普通ではチケット取れないんやとここで悟りました。子どもたちが残念がっていたので、じゃー物販だけ行ってみて雰囲気見てこよーかと本日10:30からの事前物販に10時に着いたら長蛇の列。まじか。ちりめん風スカーフというグッズ狙いで、物吉貞宗と石切丸でいいじゃんふたりのお弁当包めそう、とか思ってたら並びはじめて早々にスカーフは次々と完売。まじか。


10時に並んで物販ブースにたどり着いたのは11:30くらい。せっかく並んだので子どもたちはちょこっとグッズを買って帰宅。いままでこんな人気コンテンツに足をつっこむことがなかったのでたいへんに新鮮です。

魅惑のスパイスカレー2

お昼から用事があって半休の日。中途半端な時間にランチができると思って、行列のできるスパイスカレー屋さんへ。大阪屈指の人気店は平日の中途半端タイムでもなかなかの人。でもうまいこと入れました。こんな人気店になる前、長女が小さい頃に家族で一度食べに来たことがあって、当時はおしゃれなカレー屋さんの印象。


いままでの人生、カレー目的でひとりでお店に入ったことがありません。たぶん普通の人よりカレーに興味がなく、私が作る料理もカレーライス以外でカレー味にすることもなく、それが突然のマイブームでひとりでカレーを食べに行くとはなかなか楽しい。


辛さ控えめのごろごろ野菜のベジカレー。クリーミーでスパイスきいてておいしーい。タイミングがあえばまた別のカレーを食べてみたい。


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灰谷健次郎『兎の眼』

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内容(「BOOK」データベースより)
大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない一年生・鉄三。決して心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の子どもたちとのふれ合いの中で、苦しみながらも鉄三と向き合おうと決意する。そして小谷先生は次第に、鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気付いていくのだった…。学校と家庭の荒廃が叫ばれる現在、真の教育の意味を改めて問いかける。すべての人の魂に、生涯消えない圧倒的な感動を刻みつける、灰谷健次郎の代表作。


長女用だけど、私も読みたくて読んでみました。いやーすばらしい。これはすばらしい。 西大寺善財童子を見に行きたい。

「たとえ二、三日父親がかえってこなくても、これだけのパンがあればくらしていける、そう思って、每日パンをもらい、每日パンを拾っている、そんなに思うのはぼくの思いすごしやろうか」
「……」
「それからな小谷さん、あんた諭がにやにやして、こじきのまねをしたというて腹を立てているけど、そらあんたの方がまちがっているな。にやにやでもせんことには、あんなことはずかしくてできんというのが、諭のほんとうの氣持やろ」
小谷先生はかえすことばがなかった。


児童文学にしてここまでの心の機微。まさに社会学そのもので、この良質な物語がその昔は推薦図書だったとか(家人曰く)、大人になってわかる良さもあるのかもと思うけど、『兎の眼』の最初から最後まで読んで、要所要所で3回は泣けます。


chim.hatenablog.com

魅惑のスパイスカレー

クローズアップ現代+情熱大陸などなどテレビでスパイスカレーを特集していたのを年末から見ていて、ふつふつとスパイスカレー食べたい欲が盛り上がり、スパイスカレーを食べに行ってみました。盛り上がり中に行くっていい。


細野晴臣山下達郎がお好きな店主のお店。BGMも壁もお店全体が細野晴臣山下達郎でおもしろい。カウンターしかないスパイスカレーのお店に子連れで入れるようになってうれしい。


期待のスパイスカレー。子どもたちはチキンカレー。長女は気に入ってがつがつ食べてました。次女はちょっと辛かった模様。


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家人と私はあいがけカレー。おいしい!


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人気の旧ヤム邸みたいな辛すぎるスパイスカレーを想像したら(大阪でも並ぶけど下北沢で大人気と例のテレビで最近知りました。下北沢で人気てなんかわかる!)、ここのスパイスカレーはマイルドでとても食べやすくておいしかった。さらに具材ゴロゴロでお手頃価格。ひっきりなしにお客さんが来るのもうなずけます。また行きたいなー

ゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』と森川成美『さよ 十二歳の刺客』

ひとりぼっちの不時着 (海外児童文学シリーズ)

ひとりぼっちの不時着 (海外児童文学シリーズ)

ここはどこなんだろう―おなかがすいて死にそうなのに、食べ物はなにもない。マッチがないから、火もおこせない。森にはオオカミやクマだっているだろう…。両親の離婚後のはじめての夏、小型飛行機で父親のもとへ向かうとちゅう、思いがけない事故で、少年はひとりカナダの森林に不時着した。たったひとつ残された道具―手おのと、自分自身をたよりに、大自然のなかで“生きる”ことを学び、たくましく成長していく少年の冒険をえがく。ニューベリー賞銀賞受賞。小学上級から。


アンドリュー・クレメンツ 『ぼくたち負け組クラブ』のなかに出てくるゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』を読んでみました。『ぼくたち負け組クラブ』と同じく児童文学枠。長女はまだ読んでません。


chim.hatenablog.com


思いがけず力のある文章で、これがなかなか引き込まれました。前を向いて工夫しながら生き延びたサバイバル生活。こういう話をぐっと読み切れる小学生もなかなかだと思います。



森川成美『さよ 十二歳の刺客』もそもそもは長女用。


さよ 十二歳の刺客 (くもんの児童文学)

さよ 十二歳の刺客 (くもんの児童文学)


生き残った平家の娘から見た源義経像。物語も読みやすくてよかったけれど、私は断然平維盛に興味深々。平維盛といえば富士川の合戦の敗北ばかりクローズアップされるけれど、読んでいくうちにさよの父親・維盛の人生が知りたくなりました。



で、私がいま読んでるのは『平維盛物語』。しりとりで読書。ていうか『平維盛物語』てしぶいわー私。


平維盛物語

平維盛物語

あけましておめでとうございます と インスタ映え野菜ジュース

あけましておめでとうございます。
甥姪のなかで今年受験するのは2人。ふたりとも大学受験です。万時うまくいきますように。


食べすぎ年末年始に、なんとなく野菜ジュースで調整してみようという気分に。人参をはじめとするこんなたくさんの野菜が……




インスタ映え野菜ジュースに。500mlボトル入り。




しっかり野菜の味がしていい感じです。美肌効果に期待。