地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ストランドブックストア(STRAND BOOK STORE)のトートバックのお土産

家人海外旅行のお土産に、ストランドブックストア(STRAND BOOK STORE)のトートバックをもらいました。生地もしっかりしていてどれもたくさん荷物が入ります。やったー




この自由の女神のおもちゃが非常にいい動きをします。


フリーマーケットのトラ


10月になるとそこかしこでワークショップが開催されていて、近くの公園でもそんなイベントがあったので子どもたちとのぞいてみたものの、対象は未就学児くらいで結局何もせずぷらぷら見てまわって散歩しつつ家に戻る途中、写真のトラに出会いました。


近くの家具屋さんのフリマで、いい感じの品物が所狭しと並んでいるなかから、このなんともえいないいい味のトラ。300円也。玄関にかざろうと思ったら、リサ・ラーソンの先住猫とテイストが違いすぎると家人から指摘を受けて、ただいまトラはトイレで威嚇中です。

関西弁に感じるそつのなさ「そうですかー」

同い年くらいで、学生時代は神戸の女子大に通っていた関西の女性(神戸出身ではない)と知り合う機会があって、なんというか関西弁のそつのなさというか、たいへん上品におっとりと、しかし話の切れ目なく合いの手を入れるという会話術を目の当たりにして、感心しています。その代表格合いの手は「そうですかー」。標準語調ではなく、ドレミで言うと、ソーソソソー、の音階で発音します。神戸や京都、大阪だったら船場ことばあたりの雰囲気の関西弁の合いの手は上級者すぎて奥深くてこれはなかなか大人になってから関西にいる私には身につきません。本物感。

 

上級関西弁になると腹のなかではなに考えてるのかわからない雰囲気をまとってくるのもおもしろいです。

『特別展 京のかたな-匠のわざと雅のこころ ― 』@京都国立博物館 天下五剣・三日月宗近を見てきました

台風が直撃する前に、京都国立博物館へ特別展「京のかたな」へ行ってきました。先週の石切丸から刀剣お出かけが続きます。博物館は台風の影響で本日9時15分開館、12時閉館。8時半くらいには到着したのに、すでに200人くらいは並んでた気がします。刀剣すごい。


katana2018.jp



国宝や重要文化財の刀剣がなんと180振以上集結するという、過去最大級の刀剣の展覧会。事前学習の効果あって、おー本物!すごい!と興奮気味に見てまわりました。国宝 太刀 銘 三条(名物三日月宗近)は圧巻の美しさ。国宝 刀 金象嵌長谷部国重本阿(花押)/黒田筑前守(名物圧切長谷部)も目を見張る堂々たる美しさ。これは楽しい。「京のかたな」展はかなり楽しいです。


子どもたちも知ってる刀剣話をいろいろ話し合って楽しんでました。会場に来ているのは刀剣女子8割以上という感じで、聞こえてくる会話もなかなかおもしろかったです。みんなよく知ってるしいろいろ見てまわってる!大人気。


で、『刀剣乱舞-ONLINE-』とのコラボグッズ売り場は重要文化財・明治古都館中央ホールにて。開館時は肝心の本物の刀剣を見る前に行列してました。その意欲と気合もすごい。




「京のかたな」の図録を購入したんだけど、これがものすごく力の入った図録でたいへんかっこいいです。浮かれてうっかり刀剣カレンダーと刀剣トートバッグを買ってしまいました(刀剣乱舞のグッズではなくミュージアムショップ「京のかたな」展の刀剣グッズだけど、これが展覧会見たあとだとなんだか盛り上がっていろいろ欲しくなります)。

石切劔箭神社(石切さん) 宝物館公開/石切丸と小狐丸を見てきました

この三連休に宝物館が公開される石切劔箭神社に行ってきました。来週末から京都国立博物館 ではじまる『特別展「京のかたな」』をブルータスでも総力特集して盛り上げている刀剣。石切劔箭神社にある石切丸と小狐丸を見てきました。




石切劔箭神社に着いて、まずは宝物館の三条有成作・石切丸や三条宗近作・小狐丸を鑑賞。ものすごく美しい。思ったより細身で繊細でした。参道を抜けてずんずん坂道を登って上之社にも。




宝物館公開時限定頒布の特製御朱印「石切丸」と「小狐丸」をいただきました。「石切丸」は本社で、「小狐丸」は上之社でいただけます。




神社前の「お食事処すずや」で小狐丸うどん定食、石切丸うどん定食。




お店にはこんなキューピーが。レジまわりもすごかった。聖地!




「お食事処すずや」の会計時にいただいた小狐丸アメちゃん。かわいい。




長女が超おもしろいと言っていた「物語で読む日本の刀剣150 」(イースト新書Q)。私も読んだけど、刀剣一振一振の物語が楽しい。足利義輝最期の男っぷりの描写がたまりません。




夏休みの沖縄

9月も終わりになるというのに、夏休みの沖縄旅行。


長女が赤ちゃんだったときに行ったきり、実に10年ぶりの沖縄。海やプールでのんびりコース、観光はいいかなーと思ってたけど、長女が首里城にある白澤之図を見たいということで首里城。お目当ての白澤之図もいい味出してました。首里城改装中、というのもまた思い出。




たいした画像がないものの、海もプールも楽しみました。残波ビーチ。





おもしろスポット、国道58号線沿いにある「おんなの駅 なかゆくい市場」(恩納村)で不思議な食べ物をいろいろ食べました。





のんびりするつもりが、サーターアンダギーを作ったり、琉球ガラスのカップを作ったりと、海やプール以外でもなんだかんだと遊んで過ごしました。しかし実はこの旅でいちばん印象深かったのは、豊見城市那覇市の市境に位置する旧海軍司令部壕。太平洋戦争時、この壕には約4000人の兵士が収容されていたそうです。驚愕。大田実海軍司令官が本土の海軍次官宛てに送った電報が胸に迫りすぎて、沖縄から帰ったとは沖縄戦の本を何冊か読んだ8月でした。

神話からの七福神、京都・七福神御朱印集め

小5長女は神話好き。神話好きからいろいろ派生して、京都の七福神御朱印がほしくなり、夏休みだし七福神御朱印をいただきに出かけてきました。大黒天と毘沙門天と弁財天はインドの神様であるとかいろいろ教えてくれます。そんな姉を見ている小2次女も七福神にわりと詳しい。


恵美須神社(えびすじんじゃ)のゑびす神からスタート。



記念すべき初御朱印



六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)の弁財天。六波羅蜜寺ではお寺の方に義経の話とか教えてもらって喜んでました(清盛がいるお寺なのに)。赤山禅院(せきざんぜんいん)の福禄寿。赤山禅院は秋に来たら美しいだろうなーと思うよいところでした。



松ヶ崎大黒天の大黒天。行願寺・革堂(ぎょうがんじ・こうどう)の寿老神。



本日の最後は東寺の毘沙門天



あとひとつ足りない!萬福寺まんぷくじ)の布袋尊は宇治なのでまた次回!

たのしい宴と地震のこと

6月の上旬、大阪にやってきたトーカイさんご一家とたのしく食べて飲んでおしゃべり。貴重な時間をありがとう。



トーカイ先生のお話は子どもたちもひそかにしっかり聞いていて、トーカイ先生講座がしっかり身に付いたようです。


6/18大阪地震。震度5か6というのをはじめて経験。学校関係、会社関係であんなにバタバタしてたのに、地震当日の午前中に「まいど!」てふつうに宅急便が届いておどろきました。すごいな。次女より長女が地震にショックを受けてたものの、翌日か翌々日に予約してたゴールデンカムイの新刊が届いて谷垣ごっこをしてたら若干持ち直しました。


そして昨日トーカイさんからすてきすぎる物資をいただきました。このセレクトぶり、感嘆です…!子どもたちも興奮。うれしすぎる。ありがとうありがとう。




アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』


子どものアガサ・クリスティーの学習まんがを読んで、アガサ・クリスティーてまともに何か読んだことなかったような……、からの『そして誰もいなくなった』(そもそもタイトルがいい)。外界と隔離された孤島。10人の招待客がひとりひとり殺されていきます。これが予想以上に読みやすくてたいへんおもしろミステリーでした。一気にスレトスなく読めるってたのしい。しかもイギリスのデヴォン州がどこなのか調べちゃったりして。『そして誰もいなくなった』映画版とかドラマ版がいまテレビで放映されてたら見ちゃうくらいにおもしろかったです。


池田晶子『14歳からの哲学』『14歳の君へ』『41歳からの哲学』

すこし前に池田晶子『14歳からの哲学』を私が読んで、これはかなりおもしろいと思って、次に『14歳の君へ』『41歳からの哲学』を読んでこれもなかなかおもしろかったです。14歳シリーズは、中学生のときに読んで果たして感銘を受けたかというと、精神的に幼かった私にはわからなかったんじゃないかなと思います。人生、幸せ、正しさ、死、を平易な言葉で教えてくれる池田晶子が、いま読んでおもしろいです。賢い人生。


長女は『14歳の君へ』を読んでて、自分自分自分自分……てなんだかよくわからなくなってきた…と言うてました。11歳の感想。『14歳からの哲学』もチャレンジしてみるがよい。