地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『聲の形』(山田尚子/2016)

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劇場公開時すこしレビューを見たけど原作未読のまま見ました。


いとこの女の子が聴覚障害者で、西宮硝子と同じく補聴器を装着してました。小学生くらいの私は(ゆっくり話せば分かると知ってたけど)どうやって接していいかわからないくらい鈍感で、だから小学生の反応というのもなんとなく想像できます。いとこの彼女はマンガが好きでほんとにいろいろ持っててめっちゃ貸してもらってて、盛大に貸してもらったマンガはよく覚えてるのに、当時彼女と話した記憶はあんまりありません。


映画は一見ハッピーな感じで終わるけど、たしかになんだかすっきりしないモヤモヤ感が残ります。でもそのモヤモヤ感こそがこの映画を見たあとの正しい感じ方。泣けるわけでもなく、どのキャラにも完全には入り込めず、でもどのキャラにも既視感があり、どれが正解だったか、コミュニケーションの難しさを考えます。思ったよりおもしろくて、いい作品でした。


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動き踊る森山未來『プルートゥ PLUTO』@森ノ宮ピロティホール

動く森山未來が好きで、踊る森山未來はもっと好き。『プルートゥ PLUTO』の大阪公演を知って、ナマ森山未來見たさにチケットを入手。 仕事終えてダッシュで帰り、ごはんを用意して、タクシーでピロティホール へ。



森山未來、土屋太鳳、大東駿介吹越満柄本明など、キャストも豪華なので公演は連日満員御礼、当日立見まで出る盛況ぶり。 舞台をより楽しめるように家にあった浦沢直樹の『PLUTO』を読んでたら全8巻のところ、7巻までしか買ってなくて、えーそれはないわーと思って8巻をネットで購入、届いたのが公演当日。8巻を読みながら開演を待つという、私すごい『PLUTO』好きみたいやわ……


森山未來の顔が判別できるかどうかくらいの距離だったけど(顔ちいさいし!)、はじめてナマで見た森山未來の身体はたいへんしなやかでうつくしい動きでした…… 欲をいえばもっともっとダンスシーンがあるとよかったなーー(そもそも主役だけど)もっともっと出番があるとよかったなーー 出演者総出の最後のあいさつ、やわらかい身体を活かしたまさに折りたたんだような森山未來のおじぎが印象的。動作がうつくしい。踊る森山未來をナマで観れてうれしい。


森山未來以外だと、ゲジヒト役の大東駿介の立ち姿が遠目でみると、うちの部長に似てて(顔もわりと似ている、舞台ではスーツだから余計に)、気になることこのうえなし。出番多いし。セリフもストーリーもちゃんとマンガに沿ってたけど、エプシロンが死んでたとこからはじまるのが衝撃でした。それもう7巻やし。



小学4年生1年生:漢検の結果 7級 10級

学校で毎年受ける漢検。基本的には学年に相当する級を受験します。2年前に家人も私も受けたけど続編なし。準一級持ってたらすごい気がするので私もいつかは準一級と思いつつ、準一級の壁は高いのよこれ。


【7級】長女 200点/200点 合格

満点おめでとう。書いてないけど去年の8級も満点。結果は家に帰ってから見てね、という先生に素直にしたがう4年生、まわりの感じはわからずです。でも満点とれるのも7級くらいまで?なんとなく6級からなかなかとれなくなるイメージ。


【10級】次女 150点/150点 合格

満点おめでとう。1年生相当の10級は過半数くらい満点な気がします。まわりのおともだちも満点がおおかったんだって。はじめての漢検受験。満点で喜んでました。ぼんやり次女がんばりました。


来年はどうかなー


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『夜明け告げるルーのうた』(湯浅政明/2017)

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かわいい人魚の女の子と人間たちの交流を描いた音楽的アニメーション。アヌシー国際映画祭長編部門のグランプリ受賞。オリジナリティも感じるし、まさにアニメーションなカメラワークの躍動感、テンポもいいし、これが案外なかなかおもしろかったです。芸術的というよりエンターテインメント。

『未来よ こんにちは(L'avenir)』(ミア・ハンセン=ラヴ/2016/フランス、ドイツ)

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いつものイザベル・ユペール見たさに観賞。どうしてこんなになにを見てもイザベル・ユペールがよいのか感動もの。ハズレがない印象。イザベル・ユペールは高校の哲学教師という役だけど、フランスの高校には哲学の授業があるの?さすがフランス……。高校生たちが意見を出しあう授業の様子もおもしろい。授業そのものもいわゆるイメージする授業とは違ってなんという自然体で理想形。これといったストーリーがあるわけではなく、50代の主人公が現実を生き抜く姿を描きます。切なくもポジティブ。邦題がいまいちなのだけがざんねん。


当時イザベル・ユペール64歳。すばらしい。

『帝一の國』(永井聡/2017)

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古屋兎丸がDと同棲していた時代(友達と「古屋兎丸とDって付き合ってるらしいよー」と話した記憶がよみがえる)から早20年くらい経過している気がします。もはや巨匠。菅田将暉野村周平竹内涼真、志尊淳、千葉雄大というそうそうたるイケメン若手俳優陣による『帝一の國』はおもしろかった!菅田将暉はそもそも好きだけど、他全員がよい。名門男子校の生徒会長選挙という設定がそもそもおもしろい。

小学1年生:ふつうがいい

ぐぐーっとひろーーい目で見た場合、ふつうであること、というのは、たいへんすばらしいことだと思います。


しかし。小1次女は目立つことをいやがります(たいしたことじゃなくても)。事あるごとに、はずかしいから、ふつうがいい、目立ちたくないと言います。すこし前の参観では前に出てひとりずつ作文を読む形式で、たまたま次女の番がおそいほうだったためクラスのみんなはすこしざわついてて、そんな状況下で消え入りそうな声で読む作文は、教室のうしろで聞いてた私にはなにを言ってるのかさっぱり分からないのでした……。声をはりあげて読むのははずかしいんだって。勉強は1年生だから似たり寄ったり、まさにふつうだとしても、体育はふつう以下にもかかわらず、いちばんできなくないからだいじょうぶ、と超うしろ向き発言。


中の中、中の下、あたりをみずからの立ち位置として「ふつう」にこだわる1年生でいいのか不安すぎます。どーしたもんかいなー……

髙田郁祭3:『あきない世傳』(3-4巻)

ほんまはユゴーの『ノートル=ダム・ド・パリ』の上下を先に読むはずが、髙田郁を先にしてしまいました……。江戸時代、大坂天満の呉服商「五鈴屋」のご寮さん幸の物語。しかし読みやすくておもしろいなー。あっ5巻が出てる、読まねば。




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小学1年生:読書事情『動物探偵ミア』『プティ・パティシエール』など

小1次女はジャケ重視派。かわいい絵の本が好きというかわいいもの好き。150ページから200ページくらいの本を読んでいます。最近のお気に入りは『動物探偵ミア』『プティ・パティシエール』。次女が好きっぽい絵です。すごいおもしろいんだって。




小学4年生:『義経記』を読む

小4長女がしぶい本を熱心に読んでいます。


古典文学全集、須知徳平の『義経記』。義経の一代記です。本自体も1965年発行のなかなかの年代物。たぶん妖怪ウォッチ義経が発端な気がするけど、いっときよく歴史ものを読んでた時期から遠ざかり、またちょっと戻ってきた感じ。何が契機になるかわからないのがおもしろいねー で、これまたしぶく、くもんのまんが古典文学館『義経記』を学校でかりてきて読んでました。こんなしぶい女子でいいのか。いまどきのはないのかなーと思って調べてみたけど、新装版の児童向け『義経記』というのはないみたい。お話し的にブームではないみたい。



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