こうの史代『ぼおるぺん古事記』『さんさん録』
こうの史代『ぼおるぺん古事記』。全3巻。すべて手書き&古事記の原文のまま掲載するという、野心作すぎて良いです。作者による注釈もまたおもしろい。こんなマンガ他にない。こうの史代すごいなー
ぼおるぺん古事記(1(天の巻)) [ こうの史代 ] |
heibonサイトで内容見られます。
こうの史代をもうひとつ。『さんさん録』は妻を亡くしたじいさんが主人公のたいへん地味な作品。この地に足の着いた静かな日常感、地味さが好き。味わい深い。中身はしっかりこうの史代。全2巻です。
さんさん録(1) [ こうの史代 ] |
幕末維新(だいたい新撰組) 秋の遠足@京都
家人出張中につき、ミニチムとハムコと私の女三人 幕末維新(だいたい新撰組)秋の遠足@京都に行ってきました。
最初に目指すは幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」。幕末維新の志士の資料、池田屋事件のジオラマの展示や3D映像なんかが見られます。
これがやりたかったと言っても過言ではない新撰組コスプレ。ミニチムとハムコもノリノリ。幼児サイズの衣装もあります。
近くにある霊山護国神社で坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓参り。画像の奥がお墓です。
ランチは三条通にある池田屋石碑のある居酒屋。ここでもノリノリのコスプレ。
原田左之介ランチ(ミニチム→オムライスだから)と斎藤一ランチ(ハムコ→うどんがあるから)を注文。私はハムコとシェア。
大宮に移動して旧前川邸の新選組グッズを物色したあと、新選組の兵法調練場に使われた壬生寺へ。
近藤勇の像の横にある絵馬を眺めるふたり。薄桜鬼ファンによる?本気絵馬が多数。ミニチムは小栗さくらさんの絵馬を発見して喜んでました。
いい大人になってから新撰組ゆかりの地をめぐる初体験。
ハムコの新撰組ダンダラ羽織制作
demiさん翻訳『ギークマム――21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア』のなかの”歴史上の人物になりきってパーティーを開こう”というところを読んでそわそわする母と、その母のとなりで八つ切りの色画用紙を使って鼻歌まじりで新撰組のダンダラ羽織制作をするハムコ6歳。どの学習まんがを読んでハムコのハートを捉えたのか分からないけど斉藤一と永倉新八が好きだそうです。ストレートすぎる愛の形コスプレ制作(画用紙だけど)。将来有望……
”歴史上の人物になりきってパーティーを開こう”ていいなー。楽しそう。クイズとか超いい。傾倒してる歴史上の人物は特別いないけど、ほうとうが食べたいから武田信玄…… あ、私まんとう(饅頭)が好きやから孔明? とか妄想しました。
ギークマム [ ナタニア・バロン ] |
小鹿田焼 坂本浩二の器
うつわ屋さんにふらふら入って小鹿田焼、坂本浩二の器を買ってしまいました。小どんぶりサイズで実用性高し。リンク先よりちょっと大きめです。
小鹿田焼 坂本浩二窯 四寸飯碗 飛び鉋 緑 |
小鹿田焼 坂本浩二窯 八寸皿(ふせ合わせ) 刷毛目 |
東京ディズニーランド&シー、スカイツリーの旅
ハムコも6歳になったしそろそろディズニーランドでもいっとくかーということでお休みを利用して2泊3日の東京ディズニーランド&シー、スカイツリーツアー。スカイツリーも子どもたちの要望。飛行機でびゅーんと羽田まで約1時間。
なにがおもしろかったー?て聞くと、小学3年生ミニチムはランドのトムソーヤ島、シーのトイ・ストーリー・マニア!、年長ハムコはランドのビッグサンダー・マウンテンとガジェットのゴーコースター、シーのフランダーのフライングフィッシュコースターとトイ・ストーリー・マニア!、だそうです。ハムコはコースター好きで、ミニチムはトムソーヤ島が好きという渋さ(ハムコにお付き合いしたけどコースター系はあんまり好きではない)。
せっかくなんでタワー・オブ・テラーにも行こうとしたら子どもたちから大ブーイング。おかーさんひとりで行って、とか言われました。こわいのはふたりともぜんぜんダメです。
ふたりの自分お土産は、ミニチムはジェラトーニのポーチ、ハムコはダッフィーのぬいぐるみ。欲しいものゲットできてよかったねー
テーマパークに行くとフォトスポットでばっちり写真撮ったり、アトラクションに並んでたりアトラクション自体に夢中だったり載せられるような写真があまりないのでした。
そういえば予約はガラ空きのスカイツリー、行ってみるとそれなりに人が多くてディズニーで並び疲れた身体には上りのエレベーターで順番待ち、下りのエレベーターで順番待ちが案外しんどくて、さらにハルカスの展望台とかわらへん……という気持ちが口に出さずともみんなの心を占めており、スカイツリーは予想以上にテンションあがらず。まー子どもが景色で盛り上がるのはなかなかないから仕方ない(言いだしっぺだけど)。でもしっかりお土産は買う子どもたち。なぜか模型……。
小学3年生と年長:「人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻のごとくなり」と近藤ようこ「極楽ミシン」
織田信長 [ 山田圭子 ] |
学研まんがNEW日本の伝記SERIES『織田信長』をふたりとも読んで「人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻のごとくなり ひとたび生をえて 滅せぬ者のあるべきか」という台詞をいたく気に入り、幸若舞「敦盛」もどきを舞いながら謡うという遊びをしています。腐です。このシリーズの信長はイマドキのイケメン。
ほかに『徳川家康』のなかで若かりし信長と捕らわれの身の幼い竹千代が対話するシーンもお気に入り。「つらいか、竹千代」「三河は弱いから……」「俺はな、城下でうつけ殿と呼ばれておる。だが、人間の将来を決めるのは他人ではない。自分だ!わかるか竹千代」「ハイ!」というくだりをふたりで盛り上がってます。
徳川家康 [ もとむらえり ] |
人間五十年、で思い出したのは近藤ようこ「極楽ミシン」の一節。
三十になってしまった。額が広がって、頭の皮膚も透けてときどき光って見える。いよいよ来たなと思った。だから結婚を焦ったわけでもないのだが、学生時代の友達が結婚しはじめて、ぼちぼち子どもなんかも生まれてくると、自分にとっても結婚が全く別世界のものでなくなる。
男性視点の文章なんだけど、1994年発行のこのマンガでは男性も30でこの様相。そして男性30にしてこの結婚観。なかなか興味深いです。
- 作者: 近藤ようこ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/11
- メディア: コミック
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小学3年生と年長:『小学歴史学習まんがスタディスタジアム』にハマる
小学3年生と年長の女子ふたりが、先日エントリした『小学歴史学習まんがスタディスタジアム』にハマり中。おとなが読んでもあんまり……な学習マンガだけど、子ども心をたいへんくすぐるらしいです。研究してるわー。
小学歴史学習まんがスタディスタジアム(第3巻) [ 佐鳴予備校 ] |
なぜか歴史女子化する小学3年生ミニチムと、さすがになかなかついてけない年長ハムコがこのマンガのおかげで大盛り上がり。なにがどうした、あれってどう思う?等々、ふたりで談義するお風呂タイムが長すぎ。お風呂あがりに武田信玄と上杉謙信の川中島の合戦ごっこなど臆することがないのはよい。スタディスタジアムの3巻を読みながら「新撰組でたー!」「しんせんぐみでたー!」と興奮するのを聞いて、ちょっと腐女子ぽい……と思うもののまあよし。
でも「ねーおかーさん、おおたによしつぐってしってるー?」とうれしそうに聞くハムコにプチがーん。6歳で大谷吉継にいくのはまだはやいやろ。なにを知ってるというわけでもないけど、姉と同じラインで話せるのがうれしくていろいろ覚えてくんやなー。下の子はこういうのが得なんやなー。
『合葬』(小林達夫/2015)
合葬 [ 杉浦日向子 ] |
杉浦日向子が好きで、『合葬』の映画版。
合葬 [ 柳楽優弥 ] |
江戸末期の彰義隊の話。ナレーションがカヒミ・カリィでなつかしくてびっくりした。普通の声でナレーションしてます。音楽はASA-CHANG&巡礼が担当。杉浦日向子が好きで杉浦日向子から入ってしまうと脱線感が否めない。